好きな街
今週のお題「好きな街」
それは住みたい街だろうか。観光がしたい街であろうか。
自分が住んでいるところは何もない。
廃れ行く街。そんな街に思い入れはもうなくて、いつかここを絶対出て行く。
かといって都会には住めなくて、田舎にも住みたくなくて。
住みたい街。
地元に近くて、地下鉄が通っていて、だけど物価はそこそこ安くて。
観光地が近くない方がいい。
静かに暮らしたいから。
交通は整備されたところがいい。
1時間に1本なんてごめんだから。
これは地方の都会から地元の廃れた街に帰る途中で書いている。
都会の人には伝わらないが、どんどん郊外になって行くほど緑は増えていかないし、コンクリートは減っていかない。
増えるのは老人の姿であり、減るのは光の数。増えるのはコイン精米機の数であり、減るのは子供の数。
どんどん増えるシャッターに、どんどん減ってく近隣住民。
いいところは1つもないが、それが私の好きな街。